南極からのたより(10) |
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平成19年03月15日 こんばんは ** 室長 テクニカルセンターの皆様。 日本は暖冬だとかで、春へまっしぐらかと思っておりましたが、寒の戻りと思わせるような今冬最高の積雪だとか、思うように季節は動いてくれませんね。それでも桜の開花情報など話題になっている頃ではないでしょうか。昭和はここ2,3日珍しく青空、風も少なく穏やかな日が続きました。おかげで越冬の為の外仕事準備もちゃくちゃくと進展しております。昨日は休日を利用し無線のアンテナ調整を行いました。それでも昨年赴任した景色とは異なり、白い風景が多くなりました。白夜も終わり夜が出現し、オーロラ観測ができる季節になりました。観測系では毎晩、高感度カメラによる観測が始まり、基地では21:30頃より灯火管制が敷かれます。オーロラ予報で、今夜は雲も少なく、月明かりも無く、宇宙天気予報により出現可能性が大きいとなると、隊員たちは寝ずの体制で待ちかまえます。昨晩も24:00位まで起きて頑張りましたが、まだ本格的な迫力のある風景までは行かないようです。なかなか迫力のあるオーロラに遭遇のチャンスは迎えてくれません。極夜(太陽が1日中昇らない期間が40日位続く)になると壮大なオーロラ風景が見れるそうです。写真がうまく撮れましたら送ります。 写真は生活部の農協係の初出荷のもやしの収穫です。 4月より本格的なテクニカルセンターのスタートを迎え多忙な時期かと思います。センター職員の皆さんの力で素晴らしい組織を構築されてください。益々のご活躍を祈念いたします。 南極昭和 ****** ** もどる |
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