平成20年01月21日

こんにちは
＊＊　室長
テクニカルセンター職員の皆さん

　年末に到着した４９次隊との基地内での共同作業も順調に経過し、引継ぎも完了。時の流れは早いもので昨年４７次隊より引き継いだ越冬業務も無事終了、昨日は、基地内にある生活水用タンクの清掃が行われました。残務整理など最後の仕事となりました。

　２月１日より４９次隊と基地内業務交代、いよいよ基地と別れの時が来ました。一昨年、基地へ第１歩を踏み入れた時が昨日のように思い出される。日本で抱いていた南極想像とは異なり岩山だらけの基地に、これから始まる越冬生活に不安を感じたものでした。短い夏期間の様々な作業を振り返ると達成感に感動する。基地での１年間の越冬生活はこれまで報告してきたように、南極での自然を体験、見聞出来た事が最大の思いでとなりました。また、夏季の野外観測や越冬中の定常観測などでは、環境問題への取り組みを学んだ。テレビ会議システムを利用した南極教室では子供たちへの情報発信を行うことが出来きた。今後、これらを少しでも皆さんへ伝授したいと思います。

　大学、研究所、関係各位のご理解により隊員として参加出来ました。ここに深く感謝いたします。

２月１日に基地を離れ「しらせ」に移ります。
２月１６日頃離岸し３月２０日シドニー到着、
３月２７日に成田に帰国します。

さようなら　昭和基地