南極からのたより(25)
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平成20年01月03日

おはようございます
** 室長
テクニカルセンター職員の皆さん

 新年明けましておめでとう御座います。越冬中2回目の新年を迎えました。夏季白夜で沈まない初日の出???も貴重な体験です。仙台の正月中はいかがでしたでしょうか?

 基地の大晦日は元旦のテレビ中継の準備や、正月の鏡餅、門松、除夜の鐘などが飾られました。昨年は「しらせ」の艦上より元旦を迎えましたが、越冬最後の今年は基地内で隊員同士挨拶を交わし新年を祝いました。夏作業や「しらせ」からの物資の氷上輸送がピークのこの時期、休日は元旦だけです。調理隊員が作ってくれた重箱入りの正月料理や、それぞれ隊員が宅送品で送って頂いた地酒を堪能し、午後には餅つきが行われ、つきたての餅をご馳走になりました。

 越冬生活も今月末まで、49次隊へ引き継がれます。47次隊より引き継いだ越冬業務も終盤になりました。最後まで気を抜かず残りの仕事を終えたいと思います。

 先週、ペンギンルッカリー(営巣地)へ観察に行った野外観測隊によると、すでに可愛い雛達が誕生しているそうです。海氷上移動が出来ず見に行けないのが残念です。

 持ち帰り私物の準備も始めなければなりません。いよいよ帰国の実感が出てきました。隊員によっては帰りたくないと感じる事があるとか、複雑な心境の時期になりました。

 今月下旬基地を離れる時、最後の「南極からのたより」を送信したいと思います。

 本年もテクニカルセンター職員の皆さんの益々のご活躍を祈念いたします。

 

 

 

南極昭和
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