南極からのたより24

南極からのたより(24)

平成19年12月17日

こんにちは
＊＊　室長
テクニカルセンターの皆様

　今年も残すところ２週間程になりました。町中は歳末商戦や、忘年会などの人々で賑わっていることでしょう。
　昭和基地は白夜に入り、本格的な夏を迎え動植物の活動期です。本日は、遂に４９次隊の第１便ヘリコプターが、新鮮な食料や家族からの委託品、基地での緊急物資を運んできました。２月に「しらせ」が離岸して１０ヶ月ぶりです。明日以降ヘリコプターでの輸送が本格的に行われ、隊員達も昭和入りします。「しらせ」は定着氷を砕氷しながらクリスマス頃基地に接岸予定です。越冬隊員３５人以外と合うのは１０ヶ月ぶりです。情報はインターネットなどで得ることが出来ますが、実際に形として物に接することの新鮮みが何とも云えません。越冬隊員以外に合うことでさえ感激があります。

　早速、本日の昼食のデザートはスイカが出ました。ほぼ１年ぶりで味わうことが出来ました。明日以降いろいろな新鮮な食材が出ることが楽しみです。１月末まで残り４０日間、取り残しの作業や引き継ぎなどを済ませ、４９次隊へバトンタッチです。

　本日の第１託送品でお願いしていた金研の所旗が無事昭和基地に届きました。早速、金研の所旗とパチリ。いろいろとお手数を掛けました。先日は「共融会だより」を自宅へ送っていただきました。共融会幹事、＊＊先生に宜しくお伝え下さい。ありがとうございます。健康に留意し残り期間を悔いの無いよう過ごしたいと思います。

テクニカルセンターの皆さんの益々のご活躍を祈念いたします。

南極昭和
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