南極からのたより(20)
(19)  (21) 
平成19年10月02日

こんにちは
** 室長
テクニカルセンターの皆様

 仙台も朝晩は秋を感じられるようになった様で、季節の移り変わりは早い物で、基地でも春を迎え12月中旬には次期の49次隊がやってきます。金研では新しい建物の工事が始まり様変わりしている様で、帰国したら浦島太郎になるかも。

 基地は春に入り、野外観測が頻繁に実施されるようになり、私も仕事の調整をして参加する様にしてます。泊まりでの沿岸観測や大陸への観測など、南極の自然を満喫しようと計画し、越冬中の最大の楽しみです。

 さて、先月9月はブリザード(猛地吹雪)に見舞われず、穏やかなお天気が続きました。歴代の昭和基地気象観測で4回目の「ブリザードの無い9月」で、48次隊として記録になりそうです。月が10月へ変わった昨日より1ヶ月ぶりに猛地吹雪のブリザードになりました。9月中は天候に恵まれ、夏の観測準備など野外仕事が順調に進みました。本日は悪天候で外仕事が出来ないので、午前中は室内で前回紹介した公用氷を入れる段ボール箱作りが行われました。今次隊は「しらせ」廃船のため49次で輸送出来ず、いつもの年の2倍の公用氷を用意するそうです。午後は食堂のワックス掛けと1ヶ月ぶりの室内作業が総動員で行われました。

テクニカルセンターの皆さんの益々のご活躍を祈念いたします。

 

 

南極昭和
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